【販売場所①】
@本館順路途中(2020年4月現在)
備考:入館料よりメダル代が高くなるパータン
【販売場所②】
@海の自然生態館イルカショー出入り口前(2020年4月現在)
備考:ディズニーメダルはこちらにしかない
さかなクンと親交の深い水族館でぎょざいます
石川県【のとじま水族館】は、能登半島内にぽっかりと穴が空いたかのようにある小島「能登島」内にある水族館である。能登島内に入るとき、長い橋を渡ることになり、島好きにはテンションが上がる瞬間である。
【のとじま水族館】はかなり記念メダルに熱心な施設で、見ての通り「どんだけあんねん」というくらいに記念メダルがある。記念メダラーあるあるの一つ「入場料よりメダル代の方が高くつく」を地でいく施設である。さらには、私が訪れたときには存在しなかったが、〇周年記念等の期間限定メダルも存在したので、なかなか記念メダラー泣かせの施設であると言える。
ここは水族館としてもかなり満足のいく施設で、目玉はやはり「ジンベエザメ」であろう。ジンベエザメをこれほど間近で見られる水族館は、他にない。しかもゆっくりじっくり見られる。大阪の【海遊館】なんて屁でもないのである。私はおすすめの水族館がどこかと訊かれたときは、必ずここと和歌山の【くじら博物館】を挙げている。どちらも、施設の雰囲気がどうのより、「生き物をどのように見せるか」という知的好奇心を満足させてくれる水族館である。
くどいようだが、ここほどジンベエザメをゆっくりじっくり見られる施設は他にない。初めて訪れたときにはジンベエザメだけで30分以上は鑑賞してしまったくらいである。なんなら水槽の上から触れそうな造りになっているのも魅力的である。ジンベエザメLOVE。
しかもここは、あの「さかなくん」もテレビでおススメしていた水族館なのである。ショップにはさかなくんの色紙も当然飾ってあった。天皇陛下にお褒めの言葉をいただいたあのさかなくんが良いと言うのだから、間違いはないのである。
「イシガキフグ<頭に被っているハコフグ」なさかなクン。
昔ながらの味を残しつつ、頑張ってます!
私は「変化」を受け入れる施設がとても好きである。昔からある施設は時代の移り変わりと共に変化する価値観に取り残される形で少しずつ苦境に立たされることになるわけだが、その変化に柔軟に対処しようと手を尽くし、変わっていこうとする姿勢そのものが好きである。たとえそれを変な方向に間違えようと。
それは、変われずにずっと昔からの価値観に縛られ続ける人間を数多く見てきたからだろう。「仕事」という土俵の上では、経験を重ねるごとにレベルアップしていくような錯覚に陥りがちだが、ある一定以上の歳を重ねるごとに衰えていく力というのもまたあったり、重ねた経験がむしろ邪魔になったりすることがあるのではないかと考えている。それは、新しいことを受け入れていく時期から、自分が今までやってきた通りのやり方に固執してしまう時期へと移行していくこととほぼ同義である気がする。
自分にもそのような時期が訪れるのではないかということ——もしかしたらすでにもうそうなってしまっているのではないかという恐怖が、常に私にはある。自分が忌み嫌う人間に自分がすでになっているというのは、笑えない喜劇である。しかし実際にそれが起こり得る現在つなのだから、げに恐ろしい。
【のとじま水族館】の、外観は古いながらも中は時代に合わせた様々な工夫がなされている様子を見て、「変わっていかなければならない」という思いをいっそう強くした。
急いでいたので40分くらいで帰っちゃったけど。
最後に、能登島で発見した謎の集団をなんとなく掲載↓
記念メダルについて
記念メダルは館内2ヶ所に販売機があり、ディズニーメダルは片方でしか販売されていない。販売機をこれだけ設置しているというのは今では珍しいくらい記念メダルに積極的な姿勢であるといえる。
図柄としては、昔ながらな施設なだけに昔ながらなデザインで今では賛否が分かれそうだが、古参記念メダラーとしては、今となってはこういうデザインがなんだか好きになってくるというパラダイムシフト。同じ図柄で色違いって、今ではすっかり見なくなりましたな。
ディズニーメダルは、【ディズニーメダル特集】で発覚した金型の使い回しの多さに、使い回しでないというだけでなんだか高評価になるという不思議である。使い回しが悪いわけではないんですがね……
総評としては、メダル的にも水族館的にも大変満足する施設である。水族館は入館料が高いだけに、このように満たされた気持ちになることは意外となかなか少ないので(※個人の感想です)、大満足なのであった。
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