香川県【瀬戸大橋フィッシャーマンズワーフ】 記念メダル

 ここ【フィッシャーマンズ・ワーフ】は、瀬戸大橋の途中に浮かぶ島、かつ、高速道路である瀬戸大橋のパーキングエリアである与島PAに併設された観光施設であった。

 が。

 今はもうない。

 簡単に言えば、バブル時代の遺物が、淘汰されたという形である。それだけに過ぎない。

 しかし、与島関係者にとっては、そんな言葉では済ますことはできないほどの衝撃であっただろう。その辺のことをまとめたドキュメンタリーすら製作されているので、香川県民にとっては大きな事件であったはずである。

 私が訪れたときはもちろんまだ運営されていたのだが、正直特に賑わっていたという印象はない。前日に与島PAで車中泊し、翌日そのままここを訪れたのだが、与島PAの方が圧倒的に賑わっていて、こちらにわざわざ来る客というのはほとんどいなかった。

 印象も、「バブリーな古い施設だなぁ」という印象以上の物はなく、与島PAの方が滞在していて楽しかった。与島PAで食べた一発目の釜玉うどんがめっちゃうまくて、「香川キター」という実感が湧いた。香川県はさすがサービスエリアで食べるうどんすらうまいのか!? と。PAとしては立ち寄るといつも大繁盛している印象がある。

 やはり、与島は「立ち寄る観光スポット」であったのである。「滞在型」に転換しようとしたことがアダとなったとしか思えない。

 与島PAから見る瀬戸大橋は圧巻の一言である。橋を吊り下げているロープ? の見本が展示されているのだが、もはやロープ・ケーブルとは呼べないとんでもない太さで、輪切りにされたその見本を見るとなんなら食卓として使うにも大きいレベルであることが勉強できる。

 現在では、瀬戸大橋を走る際、この【フィッシャーマンズワーフ】の跡地を上から望むことができる。跡地に遺されている建物はやはりバブリーな雰囲気がバリバリで、「つわものどもが夢の跡」である。遥か上空の橋の上からでも痛ましい遺跡となっているのが見て取れる。

 瀬戸大橋の凄まじい通行料も、そろそろ改めないと痛い目を見るかもしれない。「四国に行く」という目的なら、断然「しまなみ海道」の時代であることよ。

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