【販売場所】
@入館してすぐ左手
備考:まるでだれの目にも映っていないかのようにひっそりと佇んでいる……
九州上陸第一号メダル! しかし君は遠かった。。。
【さんふらわあ「きりしま」「さつま」】(大阪ー志布志航路)で九州入りした記念メダラーの九割以上が最初に訪れるであろう記念メダルスポット【かごしま水族館】である(記念メダル以外の場所に寄る予定があるなら別だけど)。フェリーからの下船は大体朝九時半頃になるので、余裕で鹿児島のスポットは回りきれるだろうという目論見であった。で、実際に鹿児島県内は2か所しかないので他にも観光ができるくらいだいぶ余裕で回れるのだが、そこにプラスして【熊本城】まで行こうと思うと、距離的にちょっと不安になるような位置関係となる。まずフェリーが着岸した港から【かごしま水族館】まで100キロくらい、【かごしま水族館】から次の目的地【出水市ツル観測センター】まで100キロくらい、そこから【熊本城】まで100キロくらい(テキトーな数字なので必要なら自分で調べてね!)と、意外と全部遠いということを、上陸してから知ったというね。。。
そんなわけで何かに急き立てられるように出発したのであった。桜島に目を向ける余裕もなく――。しかしこれは、記念メダルに追い立てられる旅路の幕開けにしか過ぎないことを、この時は知る由もなかった……
いたって平凡な水族館。でも、特別なのはいつだって「人」である。
九州の道は走っていて気持ちよく、軽自動車ではちょっと物足りなかった――って、あくまで法定速度内の話でね! てなわけで到着である。九州一発目の記念メダルということでテンションアゲアゲどころか少し前のめりになるような心持ちで入館ところ、なんだか静かなまったりとした館内。気持ちが自然と落ち着いてきた。また、券売所のお姉さんはじめ、スタッフの方々の対応が皆優しく丁寧で、すっかり好印象。非常にオーソドックスな水族館ではあるが、それも含めて――むしろそれがいい! みたいな気持ちになった。やはり最後は人と人との関わりですな!(知ったような口調)
一番面白かったのはやはり明治時代の色彩図譜を元にした展示でものすごく精細に描かれた海産生物の絵なのに浮世絵っぽいというミスマッチがなんともいえない味わいであった。しかし「海産生物」+「浮世絵」という組み合わせで真っ先に思い浮かぶのはあの葛飾北斎が描いた春画(エロ)『蛸と海女』だったり……(リンク先注意! 春画が映ります)
またここは「イルカ水路」なる無料ゾーンがあり、イメージとしては川でイルカを放し飼いみたいな展示があるらしい。が、そんなものの存在には気が付かず、早々に退散してしまったというね……。やってまった!( ;∀;)
写真で見るとまさに川でイルカ4頭が揃って大ジャンプをしていて、「もしかしてこの水族館はこれがウリなのではないか?」というメインディッシュを食べ損ねた可能性に気付き、「メダルが…メダルがわてを追い立てるんや~」と誰にしなくても良い言い訳を自分にした。むなしくなった。
記念メダラーあるある「次の目的地が気になって今いる場所が十分楽しめない」
それでも我々は記念メダルを巡る旅を続ける。その先にきっと何かあると信じて――(いや、何かあるの?)
記念メダルについて
記念メダルの図柄自体は非常にオーソドックスなというか、水族館メダルにありがちなデザインである。
記念メダラーとしては、せっかく作るならばそこはもう少し個性を出してほしいところ。いや、かっこいいデザインであるとは思うのである。ただ、一般の方が購買意欲湧くかな~とも思うのである。たぶん一般ウケするデザインは、カッコいい系よりも「可愛い!」「お洒落!」といったものである気がする。まあこのような施設での主な購入パターンも恐らく「子供がお父さん・お母さんにおねだり」だと思うし。
カッコいい系で売りさばくならば、大人も買いたくなるような【スカイツリー】クラスにデザインを磨かなければならない。しかしそれは非常に厳しいいばらの道である。
対して、裏面のデザインは素晴らしい。【かごしま水族館】をポップなテイストでよく表した素敵なデザインである。桜島の描写も素晴らしいね! 裏面のデザイン力をおもて面にも反映させたいところである。一般ウケするにはやはりポップな路線の方が良い。
――と好き勝手言っておりますが、全て私の個人的な価値観でありますのであしからず。「お前のメダルのデザインはどうなんだ!」という声が聞こえてきそう。
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