邪道【伊豆シャボテン公園】 記念メダル

記念メダル 伊豆シャボテン公園 記念メダル

シャボテンかサボテンか

 サボテン(いや、シャボテン)は、昔石鹸のように使われていたことがあったらしい。「あのトゲトゲを体に擦り付けるの⁉︎ 気持ちいいの⁉︎」と体をガリガリこする亀の子タワシ健康法のようなことを想像したのだがそうではなく、枝?を切った切り口を体に擦り付けると油がよく落ちたらしい。そこからシャボン(=石鹸)ということでシャボテンとなったそうで、「シャボテン」の方が古い言い方ということになる。決して「サ」と発音できないおじいちゃんの話ではない。

 発祥は江戸時代らしい。サボテン(いや、シャボテン)と武士の姿はいまいち結びつかないのだが、まあスフィンクスの前で集合写真を撮ったお侍さんたちがいるくらいだから、南米のイメージもありなのかもしれない。

高校日本史の資料集でお馴染みの一枚 (https://redd.it/4cl1wjから引用)

 しかしここで疑問なのは、なぜサボテンの切り口を体に擦り付けたのか? である。マニアックなプレイ?

 私は人生において、サボテンに限らず植物の切り口を体に擦り付けようと思ったことがない。

 ただ、もちろん当時と今とでは考え方や風習もだいぶ異なるので、「薬草」的な概念があった世界であるなら、あるいは「とりあえず植物ときたら体に擦り付けてみよう」という発想であったのかもしれない。

「むむっ、なんだこの刺々がついた植物は?」

「旦那、切り口から汁がしたたり落ちますぜ⁉︎」

「うむ、擦り付けてみよう

 とスムーズにことが運んだのかもしれない。現代の物差しで考えてはいけないのである。

 毒キノコか否かということも結局は「食べてみなければわからない」ということらしいので、現代における知識の蓄積は過去の人々の犠牲の上に成り立っているということを噛みしめ、我々は感謝の念をもちながら生きていかねばならない。つまり、サボテン(いや、シャボテン)を体に擦り付ける必要がなくなった現代は、シャボテンを体に擦り付けてきた人々を礎として築かれた時代なのである。特に花王とかLIONとかの社員の方は、【シャボテン公園】に足を向けて寝てはいけない。

記念メダルについて

 メダルは38ミリで古いタイプのものである。

 この施設は記念メダルが廃止されたり復活したりを繰り返しているので、単純に「新」「旧」メダルで分けられない事情がある。そして現行メダルも茶平工業公式HPの「販売終了リスト」入りをしてしまった(販売機は撤去したがキーホルダーとして残りを販売しているとの情報あり。が、それもだいぶ前の情報)。

サボテン感が皆無な現行メダル

 本記事のメダルの図柄は、【シャボテン公園】に訪れたすべての人が写真を撮りたくなるであろう、こやつである。

撮る角度、反対の方が良かった!

ピラミッドはあれどスフィンクスではないところがポイントです。だから侍達もいません。

 しかしつくづく思うのだが、

この鳥、何?

 という話である。なぜ巨大オブジェをサボテン(いや、シャボテン)にせず、コイツにしたのだろうか。

 現行メダルとは違い裏面にはサボテン(いや、シャボテン)が配され、比べればサボテン感(いや、シャボテン感)がメダルに刻み込まれている一枚だが、メダルの主役は言うまでもなく当然オモテ面である。だからオモテ面にはその施設の主役——その施設の「象徴」が描かれることが圧倒的大多数であるのは自明なことである。にも関わらず、サボテン(いや、シャボテン)が全面に押し出されることはついになかったのである。

 私の個人的な意見では「サボテン図柄のメダルは現状存在しないので、ぜひ作って欲しい」と素直に思うのだが、他の記念メダラーのみなさん的にはどうなのだろうか。ぶっちゃけカピバラやらサルやらのメダルは他にあるので、【シャボテン公園】の現行メダルを初めて見たときは結構ガッカリしなかっただろうか?

 まあこのメダルもこの施設なんやねん感は満載なのだが。




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