邪道【天王寺動物園】 記念メダル

↓新旧記念メダル比較

 【天王寺動物園】は大阪市にある、【通天閣】にほぼ隣接している動物園である。通天閣に登ると、【天王寺動物園】の全貌がほぼ見渡せる。記念メダラーとしては【通天閣】→【天王寺動物園】→【あべのハルカス】は鉄板ルートである。

 【天王寺動物園】の最大の特徴は、「キウイ」がいるところであるが、それは既に述べたのでスルー。他には「入場料が安い」といった特徴があるが、動物園は水族館に比べて得てして入場料が安い場所が多いので、目立った特徴とはいえない。AKB48の女の子は、クラスにいれば誰もが文句なく可愛いと言う子なのだろうが、あの集団に入ると「可愛くない」とまで言われることがある悪夢。生半可な可愛さがウリにはならないように、生半可な安さでは話題にならないのが動物園である。そのため、「入園料の引き下げ」では客足回復の決定打には決してなり得ないので、世の動物園関係者の方々は肝に命じておいていただきたい(反感を買いそうな上から目線)。

 天王寺動物園は「新世界」と呼ばれる場所のすぐ近くにある。「新世界」といえば、ソースの二度づけ禁止で有名な「串カツ」が有名な場所である。

 通天閣のすぐ「ふもと」に、「だるま」という超有名な串カツ店がある。大抵は行列を並ぶことになる。私はここの串カツが大好きなので、【天王寺動物園】なり【通天閣】なりで新メダルが発売されて買いに行くと、必ず食べて帰ることにしている。

 で。

 あるとき、いつものように長い行列の末に席にたどり着き、名物「紅ショウガの串カツ」をうまうまと頬張っていたら、カウンターの中から「○○、遊びに来てんなら帰んなー」という声が聞こえて来た。声の主はどうも責任者っぽい貫禄のある男性で、言われていたのはバイトっぽい女の子であった。

 いろいろ言われた女の子は、その後すっと姿を消した。しばらくして、他の従業員が「○○、どこ行きましたかー?」と尋ねると、責任者っぽい男性従業員は「トイレで泣いてんちゃう?」と笑いながら答えていた。

 関西弁だけにそのやりとりはなかなあどぎついものがあるなーと紅ショウガをかじりながら見ていたのだが、私はその女の子がかわいそうとかどうとかよりも、「これで本当に帰ったら、真の強者だな」と思った。その後、その女の子がトイレ?から戻ったのか、本当に帰ったのかは定かではない。行列を気にして、お腹いっぱいになったらさっさと店を後にしてしまった。

 この「帰れ!」というこけ脅しに対して、本当に帰った強者というのを、過去に2度見たことがある。

 1度目は高校での出来事である。なかなかつっぱっていた女子が、若い男の体育教師に「やる気ないなら帰れ!」的なことを怒鳴られ、その後本当に帰ったのである。その後、押し殺した声で「どうして勝手に帰ったんだ?」と聞きながら明らかにまた怒っていて、大爆笑であった。言われた通りにすることが相手をコケにすることになることがあるーーということを学んだ出来事であった。男性教師は憤懣やるかたなかったことであろう。誰がどう見ても、本当に帰る勇気を持ち合わせていたその女子生徒の方が一枚上手であった。男性教師の姿は死ぬほどダサかった。

 2度目は、バイト先である。某野球場でバイトをしていたとき、私は観光バスの担当チーフをしていたのだが、同じくバス担当をしていた後輩が、社員に茶髪を注意され、「次、黒くしてくる気がないなら、もう帰れ」と言われ、本当に帰った。きっと、次も黒くしてくる気がなかったのだろう。本当に帰られてその社員は「クビだな。給料差し止めだな」と震える声で苦笑していたが、突如抜けたバス担当の穴を埋めるために1.5倍くらい働かなければならなくなった私は、言われた通り本当に帰ってしまった後輩を恨むのか、帰って欲しくなきゃ「帰れ」なんて言うんじゃないよと社員を恨むのか迷った末に、どっちも悪いということでどちらも恨むことにした。その社員も好きでなければ、その後輩も好きではなかったのである。

 ただやはり、「帰れ」と言われて本当に帰ったその肝っ玉には感心した。おそらく本当に給料は差し止めされたと思うし。その日の分だけではなく、その月の分の給料が。

 この辺は給料支払いを訴えれば恐らく問題とすることができただろうが、所詮は大学生なので、自分の脛に傷持つ状態で、そんな横柄なことは言えなかったことであろう。

 とにもかくにも、紅ショウガの串カツを食べながら女性従業員と責任者のやり取りを見て、そんな在りし日の思い出に耽ったよーという、超どうでも良い話ね、これ。

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