邪道【大阪城】 記念メダル

↓新旧記念メダル比較

 新旧の記念メダルを比べると、異なる点は記念メダルの質感である。これは、金型の問題ではなく、元となる原型メダルの問題なのではないかと思われる。

 現在使われている原型メダルは↓

 これを金型でプレスするとみなさんご存知のメダルとなるわけであるが、注目したいのは「原型ではマットな感じである」という点である。わかりやすいように実際の金型を見てみると↓

 少しわかりにくいかもしれないが、「デザイン箇所を彫る」というルールなのである。

 つまり、「プレスされたところ(メダル上は凹)がツルツルになり、プレスされてない箇所(メダル上は凸)がマットな感じで浮かび上がる」というルールなのである。例えば、裏面の刻印部分は「わざわざ金型を彫ってプレスさせずに、原型メダルの感じを残している」ということになる(伝わるかしら?)。

 今後オリジナルメダル作成を考えている方は、この辺を考慮したデザインにされると良いと思われ。

 で。

 この【大阪城】記念メダルの質感をみると、プレスされていようがされていまいがマットな感じである。これが使用された金メッキの違いによるものなのか、金型の作りが違うからなのかは不明である。年代によって違うというわけでもなくて、80年代でも現在のルールに基づいたメダルの造りが一般的であると思われる。

↓例えば【81年 ポートピア】とか。異なるのはむしろ刻印部分の幅くらいである。

 この辺のこととか聞いてみたいなーと思いつつ、聞けずに今に至る。茶平工業訪問時には、己の欲望が先行してしまい、聞きたかったことの2割くらいしか頭に浮かばなかった。

 「記念メダルの変遷」というのは記念メダル研究者として非常に興味のある分野であるので、いずれ突き詰めてみたい。というか、誰か聞いてきて!( ・∇・)他力本願

 この【大阪城】メダルと現行のメダルとでは全く同じデザインのように見えるが、実は裏面が少し異なっている。タコっぽい物体(無知でごめんなさい……)の頭に何かのマークがあるのと、「大阪観光協会」の文字がある点である。オリジナルメダルを製作した一個人からしてみると「これだけの変更のために金型を作り直すなんて……」と思ってしまうほどの微細な変更であるといえる。どれだけ金余ってるねん、と。それともメダルのバージョンアップをするために金型を新調したのだろうか。そうだとしたら、個人的な感覚からしたら、ほぼ同じデザインにするのはなんだかもったいないなーと思うのだが、そのあたりどうなんだろうか。

 記念メダルとはかくも奥深きものである。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)