邪道【松本城】 記念メダル



↓新旧記念メダル比較


【松本城】は長野県松本市にある現存天守閣を有する国宝城である。
「しろ」なのに、黒いのよ、このお城。しろなのにくろい。二回言うくらい気に入っているフレーズなのである。
『神様のカルテ』という作品にも、作品のシンボルのような立ち位置で登場する。やはり現存天守閣はそこにあるだけで重厚で深い歴史を語るのである。実際に見ておくと、『神様のカルテ』を読んだ(観た)際に、主人公の心情がより伝わってくること請け合いである。
松本城は、それほど美しい。名城と呼ばれるのが目で見て理解できる。名古屋城を「名城」と呼ぶのとはわけが違うのである(名古屋城は略して名城と呼ばれる。例:名城公園、名城大学)。
そんな【松本城】の過去メダルは2種類あり、裏面の刻印から、大体似たような時期に作られたものだと推定されるが、趣がそれぞれ違って面白い。特に写真2枚目のメダルは何気に珍しい「文字のみ金色」という加工が施されている。私の知る限りはこのような加工はこのメダルでしか見たことがなく、なんなら茶平製かどうかすら怪しく思えるくらいである。刻印があるので間違い無いとは思うのだが〜。
さて、そんな【松本城】であるが、最近私の中でのブームである「すごいお城だからといってすごい城主だったわけではない問題」の餌食となる。まず、【松本城】を築城したのは「石川数正」というお殿様である。誰やねんというのが私が勉強不足だからだと言われればそれまでなのだが、松本市在住の人でも恐らく知らない人が多いのではないだろうか。大阪に住んでいる人間が大阪城の初代城主を知らないように、名古屋市に住んでいる人間が名古屋城の城主を知らないように(ちなみに「石川数正」は『真田丸』に登場していたそうなのだが、全話観たはずの私の記憶にない。やはり私の方に問題が……)。
その後、「小笠原氏」「戸田氏」「松平氏」「堀田氏」「水野氏」「戸田氏」と城主が変わっていくのだが、苗字はどっかで聞いたことあるけど名前は知らんという感じの人達ばかりで、いまいちパッとしない。少なくても大学受験レベルでの日本史では登場しないような方達である(難関私立大学とかだったら出てくるのかもしれないけど)。
でも、そんなことはいいのである。現代まで生き残っているというその事実のみで十分素晴らしい。なぜなら、明治に出された「廃城令」によって、基本的には城は生き残れなかったのだから。全国に現存天守が12城しか残っていないのはこのためで、そのいずれもが、生き残っているからには城を残そうとする誰かしらのの努力が存在したことを物語っている。また、戦争からも生き延びたことを意味している。
その場所に存在するだけで歴史を物語るのが現存天守閣であり、生き残らせようと努力した人々のおかげで、現在の市町村にとって重要な観光資源として潤いをもたらせてくれるのである(いきなり現金な話)。
その恩を決して忘れずに、現代に生きる我々はその恩恵を享受しなければならない。まあ関係ない地域に住んでいるから言えるんだけど。




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